店主「中島」とトブトリノ焙煎所

 

「お客様の目の前の珈琲時間をより豊かにしたい」

 

それが僕の一番の考え方です。

 

奈良県、明日香村の稲渕という小さな集落。

すぐ後ろは吉野の山々が控えている、そんな場所。

 

 

そこで2021年4月から移住して

珈琲屋の準備をコツコツとしてきました。

 

なぜ明日香村で自家焙煎珈琲の販売をしようとおもったのかを話すには

僕の今までの生き方を少しお話ししようと思います。

 

 

日本一周という挑戦

 

 

ひとつの大きなきっかけは

2013年から2015年の3年にかけて

野宿自炊で徒歩の日本一周を挑戦したことです。

 

 

準備は周到にしていたものの、その通りに進むなんてことはなく

身体の節々が痛くなったり、挫けそうになりながらも

たくさんの方に拾われ、応援していただきながら

前に進むことは全て自らの足だけ。

 

 

 

約三年かけて、無事踏破することができました。

ブログ「べーすけ歩いて日本一周」

 

 

そのチャレンジで得たものは本当にたくさんありましたが

一番なのは「とにかく妥協をせず、やりたいことを一生懸命やり抜くこと」

 

難しいとか出来ないとかをまず考えず、挑戦してみる。

そのなかで足掻きながらも努力すれば

何かしら自分の糧になるものは残るはず。

 

一歩を踏み出す「意志」と突き進む「力」

その二つを学ぶことができました。

 

 

鹿児島さつま町での消化と昇華

 

日本一周を終えた後は

旅のご縁で鹿児島県さつま町へ

温泉と会席の「あびーる館」という施設で管理を5年間従事します。

その間には飲食業の経営やサービスのノウハウ

同時に調理場にも入り、和食の経験。

 

自分自身の強み・弱みを発掘して活かす作業を

じっくり且つしっかり練り、繰り返すことができました。

 

珈琲については

旅をする以前から興味を持っていて

いずれは生涯の営みにしたかったので

普段の仕事をしながら

会社の空スペースで夜な夜な珈琲の独学の日々

 

しまいには小型焙煎機を購入して

自家焙煎珈琲のカフェまで開かせていただきました。

 

近くに自家焙煎の珈琲屋さんがなかったこともありますが

とにかく失敗の日々とトライアンドエラー。

ほぼ全て独学で焙煎や抽出・メニュー考案を繰り返し磨き上げ。

 

会社のスタッフや地域の珈琲通の方に飲んでもらったりして

少しずつオリジナルの知識や技術を積み重ねていきました。

 

 

 

転機と転居

 

2019年末のコロナ禍。

様々な既成概念やシステムが

変わることを余儀なくされた出来事でした。

 

そのなかで

以前から母親が経営していたブライダルの会社が

イベント自粛の煽りを受けて経営困難に。

廃業を検討していました。

 

その相談を受けて考えたのは

会社自体を譲り受けて珈琲屋として

新しく立て直すこと。

 

相談を繰り返しながら

2021年度の事業転換と事業承継に向けて

コツコツと準備をしていました。

 

 

僕だからできる珈琲屋とは

 

自家焙煎の珈琲屋をすると決めたとき

一番に考えたことは

「どこで」「なにを」お客様へ届けられるのか

それを僕ができることで最大限に考えました。

 

場所については

日本を歩き回った経験を活かして

全国からベストな場所を選びたい。

 

立地条件・歴史的な価値・生活スタイル

 

色々なことを考えつくして

ここ、明日香村稲渕を選びました。

※明日香稲渕についてはこちらから

 

そして届けるものは

日本一周で培った「妥協をせず、自分が思う良きもの」を目指したい。

 

だから

僕は「良き珈琲」を作ることだけが目的ではなく

「お客様の目の前の珈琲時間を豊かする」ことをお届けする

 

そのためには珈琲の品質以上に何が必要か

既成概念を取り払って考えました。

 

それがトブトリノ焙煎所の「3つのこだわり」

 

今はこれが僕のできる最大限。

これからも「良き珈琲」お届けできるように

一歩ずつ、研鑽してきます。

 

 

 

トブトリノ焙煎所を

どうぞよろしくお願いいたします。

 

トブトリノ焙煎所 店主「中島」